網膜疾患|あしだ眼科クリニック|南ウッディタウン駅徒歩2分にある眼科

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網膜疾患

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網膜疾患

網膜疾患

網膜とは目の1番奥(眼底)にある膜で、光の情報を感じる細胞がぎっしりと埋まっています。

飛蚊症(ひぶんしょう)

網膜疾患の説明をする上で非常に重要な症状が飛蚊症です。
小さな糸クズ、虫のようなものが浮遊して飛んでいるように見える症状を飛蚊症といいます。飛蚊症の大半は眼底の加齢現象によって起こる、「生理的飛蚊症」ですが、網膜剥離など重篤な目の病気が原因となっている「病的飛蚊症」の可能性もあるため、眼科受診が必要な症状です。

飛蚊症の検査

精密眼底検査を行います。精密眼底検査では、点眼によって瞳孔を開いた状態にし、検眼鏡を用いて網膜の隅々まで観察する検査です。検査自体は数分で終わりますが、瞳孔を開く点眼を開始してから瞳孔を開くまでに約30分間かかります。また、検査後に瞳孔が元の大きさに戻るまで約6時間かかります。瞳孔が元に戻るまでは、ピントがぼやけてくっきりみえず、光がいつもより眩しく感じます。そのため、検査後の自動車・バイク・自転車の運転は危険ですから控えていただきます。また検査後は目を使うお仕事やご趣味には弊害が出る可能性もあります。ただ、徒歩でご帰宅いただくことには問題ありませんし、検査後の安静も必要ありません。

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症は、糖尿病の三大合併症の一つに数えられ、高血糖により網膜で血管障害が起こる病気です。
予備軍も含めると2,000万人といわれる糖尿病の患者数の多さもあり、糖尿病網膜症は緑内障とともに日本人の失明の大きな原因となっています。
糖尿病の初期~中期では自覚症状はほとんどないために、糖尿病に気が付かないことや、健康診断で指摘されても放置している方も少なくありません。
しかしその間にも糖尿病は確実に進行し、網膜症などの合併症が悪化していきます。
糖尿病網膜症はある程度進行すると元通りに改善することは困難で、放置すると失明に至るため、早期発見、進行予防が大事です。

糖尿病網膜症は以下の3つの病期に分けられます。

単純糖尿病網膜症

網膜の小さな血管の血流が悪くなると共に、血管の壁が脆くなり、血液中の成分が血管から漏れやすくなっている状態です。眼底検査を行うと点状・斑状の小さな出血、毛細血管の一部がこぶのように膨らむ毛細血管瘤、血漿成分が染み出して網膜に白斑ができるなどの所見が認められますが、自覚症状はほとんどありません。

前増殖糖尿病網膜症

細小血管の閉塞が広範囲に及んできた状態です。大小の出血に加え、軟性白斑、網膜浮腫などが起きてきます。この状態でも自覚症状のない方も少なくありません。

増殖糖尿病網膜症

網膜の血流悪化が重篤化し、網膜表面や硝子体に酸素や栄養を送る新生血管が伸びていきます。新生血管は脆く壊れやすいので、網膜出血や硝子体出血を起こす危険性が高まります。さらに、網膜上に増殖膜が形成され、この膜組織が収縮することで網膜が牽引され、破れることにより牽引性網膜剥離が発生します。

糖尿病網膜症の治療

糖尿病網膜症を治す点眼治療はありません。糖尿病の合併症ですから、まずは血糖のコントロールにより血液や血管の状態を改善することが最も重要です。
また、進行した方にはレーザー治療や硝子体手術などが行われます。

網膜静脈閉塞症

網膜の静脈が高血圧による動脈硬化などが原因で閉塞する疾患です。

眼底出血を起こす病気の一つですが、視力低下が起きない方もいますので、大きな眼底出血を起こすまで気づかない方もおられます。また、眼底出血の他に網膜の中心部である黄斑部に浮腫ができるなどの併発症が起こることも少なくありません。

症状としては物が歪んで見える、目がかすむ、視野欠損、視力低下などの症状が起こります。
治療をせずに放置していると、発生場所の網膜に酸素や栄養が行き届かず、新生血管が発生し、突然の硝子体出血や網膜剥離、血管新生緑内障を併発することがあります。

網膜静脈閉塞症の治療

内服薬にて血管を強化したり、レーザー治療にて網膜浮腫が起きている部分を凝固したりします。ただ、この治療は、病気の進行を抑えることが目的ですので、視力が回復するわけではありません。
上記の治療方法によって症状が改善されない場合や、硝子体出血が重篤な場合は硝子体手術を行うこともあります。硝子体手術によって硝子体出血を洗い流したり、硝子体を灌流液という人工の液体に置き換えることで、浮腫を改善します。

網膜動脈閉塞症

網膜血管閉塞は上記のように静脈のほかに動脈で起こることもあります。動脈血栓、動脈攣縮によって動脈が閉塞することにより、網膜の血液循環の異常が起こります。
原因はやはり高血圧や糖尿病などによる動脈硬化が主な原因と言われていますが、症状は静脈のそれとは全く違います。
症状としては片眼の急激な視力低下、視野欠損です。一瞬で発症するため、多くの方はいつ、何をしている時に発症したか、覚えていらっしゃる方が多いです。発症して約100分を超えると病状は元に戻れない状態になりますので、迅速な診断と治療が必要です。

網膜動脈閉塞症の治療

眼球マッサージ、前房穿刺などで眼圧降下をすることにより、網膜動脈の血栓の移動や血流量の増加を促します。また高圧酸素療法や線維素溶解療法などを行うこともあります。

網膜剥離

網膜に穴や亀裂が入り、網膜の裏側に眼内の水分が入り込み、網膜が剥離する病気です。穴や亀裂ができる理由はいくつかあります。元々網膜の弱いところに自然に発生したり、糖尿病網膜症の増殖膜による牽引で起こったり、目に大怪我を受けて発生したりします。
レーザー治療や手術治療をしないと拡大することが多く、放置すると失明する可能性も少なくありません。

網膜剥離の治療

網膜剥離の治療はレーザーや手術です。レーザーで剥離が広がらないように固めたり、硝子体の手術で剥離した網膜を元の位置に戻したりします。